皮膚がボコボコしていて、みかんの皮のようになっているものは一般的に「セルライト」と呼ばれています。
実は、
「セルライト」というのは、あくまで呼び名であって“医学的な名前”ではありません。
それならばセルライトは医学的にはどう説明されるものなのでしょうか?
このページでは、
「セルライトの医学的な意味とは」について詳しく説明していきましょう♪
この記事で分かること
- セルライトは医学的には存在しない
- 医学的に同じものなのにセルライトと他の脂肪とはどうして形が違うの?
セルライトは医学的には存在しない
え?
セルライトって医学的に存在するものじゃないにゃ??
驚き(笑)
医学的にとか言われても分からないと思うから、
医学上の「セルライト」について詳しく説明しよう。
細胞を意味する”Cellute”と鉱物を意味する”ite”をあわせて「セルライト」という言葉は生まれました。
セルライトという言葉を作ったのは、
1900年代初めのヨーロッパのエステサロンのエスティシャンであるため、医学用語の中にはセルライトという言葉は存在しません。
医学的にセルライトが存在しないのなら、セルライトの存在は何なのでしょうか。
医学的には、
セルライトは「皮下脂肪の一つ」として位置づけられています。
アメリカ国立医学図書館の情報ページによると、
セルライトができる太ももやおしりの皮下細胞は他の部分の皮下脂肪と比べても、構造と同じで特別なものではないそうです。
医学的に同じものなのにセルライトと他の脂肪とはどうして形が違うの?
え?セルライトって、
医学的に普通の皮下脂肪と同じにゃの??
あんなに凸凹してるのに??
そうなんじゃ!
少し驚きじゃよな。
これから、医学的に正常な皮下脂肪とセルライトができた皮下脂肪の比較について
お伝えしよう。
医学的には同じ皮下脂肪なのに、
どうしてセルライトは凸凹した不思議な形をしているのでしょうか?
それは「セルライトは皮下脂肪が肥大化したことでできたもの」だからです。
脂肪が肥大化すると血液が流れにくくなりますから、栄養は届きませんし老廃物も流されずに蓄積します。
その結果、脂肪細胞は変形してぼこぼこしたセルライトになるというわけです。
女性は男性よりも体質的に皮下脂肪がつきやすく、皮下脂肪はおしりや太ももなどにつきやすいです。
セルライトが女性のおしりや太ももにできやすいのは、皮下脂肪が一番増えやすい場所だからです。
脂肪が肥大化した形ではありますが、セルライトは「医学的には一般的な脂肪の一つ」です。
セルライトは、運動やマッサージ、エステなどで、
正常な皮下脂肪に戻すことで解消することが可能です。
一度セルライトができたら、もう取れないとは思い込まないでくださいね。